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水彩2
■紙 水彩画は紙(洋紙)に描かれます。画用紙に描くことも出来ますが、水彩専用の水彩紙に描くと良いでしょう。水彩紙の方が紙質が強く、破れ難いものです。 水彩紙には150gとか250gとか表示があります。これは紙の厚さ(正確には重さ)を示しています。数字が大きくなるほど厚くてしっかりした紙になります。 紙は主にパルプを原料としていますが、そのまま描くと滲みが出やすいので、製造工程でサイズという充填剤を加えます。サイズは、膠、松脂、ポリビニールアルコールなどが使われます。ツルツルの光沢感のある紙などは、サイズを大量に含んでいます。サイズが多いと、乗りや発色が良いのですが、耐久性に問題が出てきます。 アルシュやファブリアーノのような高級水彩紙は手漉きで作られますが、それ以外のほとんどの水彩紙は機械漉きで作られています。 初心者が使い易い水彩紙の銘柄は、コットマン、マーメイド、モンバルキャンソンなど。少し値がはりますが、ワットマンなども良いでしょう。良い水彩紙になると、タワシでゴシゴシと絵具を洗い落とせるほど丈夫です。
スケッチブックに描いてもよいのですが、スケッチブックの場合は、描き上がった作品を額装するたびに、ベリベリと剥がさなければなりません。スケッチブックというのは、予定される作品の構図を思案したり、まとめる時に使うものです。水彩紙のスケッチブックは野外スケッチ用です。 水彩紙ブロックというのがあります。10枚程度の水彩紙を糊で固めてまとめて、描き終わった時点で一枚ずつ剥がしていきます。なかなか便利ですが、高級紙しか市販されていないのが残念です。
紙は西洋よりも東洋、日本で発達して来ました。昔の西洋では羊皮紙といって、羊の皮に文字を書いていました。水と木の豊富な日本では、早くから紙が発達しました。 古来、日本では筆記によって古典を学びましたが、西洋では口述で文化が伝承されました。ゆえに、水彩では人物画よりも風景画の方が適しています。日本画も水彩画の一種です。人物画は油絵やパステルなどの西洋画材の方が無理なく描けます。このことは、それぞれの土地で発展した宗教とも関係があります。 素材の特性を知って制作することもやがて必要となるでしょう。
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