東京,荒川区の絵画教室です。油絵、水彩、デッサン、パステルが中心です

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油絵3

コバルトバイオレット
 鮮やかな美しい紫色。不変色ですが、混ぜる絵具によっては化学変化を起こして変色します。また人体に有毒でもあります。そこでコバルトバイオレットヒュー。これを使えば安心です。
 ミネラルバイオレットは鮮やかさこそコバルトバイオレットに負けるものの、物理的に安定していて、実用するならこちらです
 マースバイオレットは、チョコレートのような色。紫褐色とでもいいましょうか。あまり出番がありません。


その他新しい絵具
 フタロシアニンブルー、グリーン。新開発の合成顔料で、鮮やかな青色と深緑色。メーカーによって、フタロブルーとかウインザーブルーなど様々な名前がついています。白を混ぜると鮮やかな色になります。鉄道標識や道路標識などにも使われている実証済の信頼絵具です。コンタクトレンズの着色にも使われています。
 パーマネントローズは鮮明な紅色。
 以上の3種は、耐光性耐久性ともに申し分なく、お勧めカラーです。



画用液

◆揮発性油
 ペトロール。石油を原料とした溶剤。蒸発するのでビンのフタを空けたままにしておくと飛んで無くなってしまいます。
 テレピンはターペンタインとも呼ばれています。松から抽出した植物性溶剤。性質はペトロールと同じです。両者ともそれぞれ独特のにおいがあって、好みで選択すると良いと思います。

◆乾性油
 乾性油というのは放置しておくと蒸発せずに固まってしまう油のことです。油絵具は顔料を乾性油で練ったものです。リンシードオイルは亜麻仁油と呼ばれて、油絵には欠かせない画用液です。乾燥後の皮膜が強靭で耐久性があります。乾燥速度も速くて、理想の画用液なのですが、乾燥後にやや黄変するという欠点があります。その点ポピーオイル(ケシ油)は黄変しませんが、皮膜が弱く、乾燥も遅いという欠点があります。絵具メーカーは、色によって練るときにポピーにしたり、リンシードにして使い分けています。
 印象派(モネ、ルノアール、シスレーなど)以前の絵具は手づくりで、画家工房が独自にリンシード油で絵具を練りあげていました。印象派以降は、明るい色彩が多用されたのでポピーオイルが多く使われています。

◆調合溶き油
 ペインティングオイル、ルソルバン、オイルビークルなどの商品名で売られています。揮発性油と乾性油をブレンドしたものに乾燥剤を混ぜた溶き油です。油絵具が堅くてスムーズに描けないときに、絵具を柔らかくさせるために使用します。セットには必ず入っています。


ワニス

●ルツーセ
 油絵では、乾燥させてから、その上から絵具を重ねて描き進めます。この時に前回塗った画面の光沢が失せてしまっていることがあります。ルツーセは、そんな失せた光沢を蘇らせて、以前描いたときの状態に戻す艶出しニスです。また、上下層の絵具同士を接着させる役割もあります。

●パンドル
 ルツーセが乾燥した上から塗るワニスであれば、このパンドルは溶き油に混ぜて使います。ツヤツヤの光沢画面に仕上げたいときに使用します。

●タブロー
 絵を完成させて、乾燥させて、その後一年ほど経ってから画面に塗る保護用ワニスです。油絵は乾燥が遅いので、手で触って乾いていても、実は真の乾燥ではありません。一年しないうちにタブローを塗ってしまうと、後でヒビ割れ画面になってしまいます。それほどタブローの威力は大きいのです。通常油絵を額装する時には、ガラスに入れて鑑賞せず、ガラス無しで展示します。タブローはガラスの役目をします。